小説の著作権

小説の著作権

小説の著作権について

ネットでは太宰治や夏目漱石などかつての文豪の小説が無料で公開されています。これらは著作権の期限切れとして著作権フリーとなっていますので各種インターネットサイトで閲覧できます。

 

有名なところでは青空文庫などがあり著作権の期限切れのものや著作権フリーの小説を幅広く取り扱っています。小説の著作権の期限は50年とされていますので、期限切れの書籍についてはこれらのようにインターネットで公開したり、印刷して配布しても問題ありません。

 

海外小説の著作権

著作権が切れているということで財産権にあたる複製権や翻訳権などは自由に行使することが出来ます。海外小説などであれば自由に翻訳して出版することも可能です。ただし第二次世界大戦の戦時加算として連合国ではおよそ11年の期間が保護期間として延長される場合もありますので注意が必要です。

 

外国の場合は国ごとに著作権の戦時加算の日数はことなっており、レバノンであれば最長の4413日が50年に加えて著作権の保護期間となりますのでどこの国の著作物でどの程度の保護期間が加算されるのかは事前に調べる必要があります。

 

著作権が切れていれば二次創作も自由?

著作権が切れているということであれば、自由に改変すれば面白い小説が出来るかもしれません。もしかしたら「吾輩は猫である」を擬人化して獣耳の萌えキャラを挿絵にすれば一部の需要があるかもしれません。

 

しかし好き勝手に小説を書き換えても問題ないのでしょうか。これには著作権の財産権とは異なる著作者人格権を意識しないといけません。著作権が消滅しても小説の著作者人格権の保護はされており、その中に同一性保持権というものがあります。スピンオフなどで原作と違うストーリーを書き直す分は問題ありませんが、原作の小説を改変して違うあらすじに変えてしまうことは同一性保持権の侵害にあたります。

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