著作権侵害の親告罪

著作権侵害の親告罪

著作権侵害の親告罪について

アニメやドラマなどの動画コンテンツや、海賊版ソフトウェアなどインターネットの利用が高まるにつれ、著作権侵害は年々増加しています。また、表面化しにくい二次創作の同人誌や版権物イラストを利用した非公式グッズ販売など著作権侵害の事例は多様化しています。

 

こうした大手の制作会社が被害者となる一方で、個人ブログやSNSで投稿した写真の悪用など、個人が被害者となるケースも後を絶ちません。

 

著作権侵害の非親告罪化

著作権の侵害については現在大部分が被害者が直接告訴をしないと裁けない親告罪とされています。その為、この場合の被害者である著作権者が気付かないところで表面化することなく著作権が侵害されているケースが後を絶ちません。

 

現在では映像や音声、プログラムなどの違法アップロードなどを取り締まることができるよう公衆に送信する行為や、著作権の保護を目的としたコピープロテクトの解除装置など一部の行為については既に非親告罪となっています。

 

親告罪の問題点

こうした問題は著作権侵害の大半の行為が親告罪となっていることで著作権の侵害行為が被害者に伝わるまでに一定の時間が掛かり、被害者に伝わる頃には既に甚大な被害を被った後だったということも少なくありません。親告罪は被害者が告訴しない限り罪には問えないため第三者が発見しても直接取り締まることが出来ないという問題があります。

 

現状では一部が非親告罪化されているため違法なコンテンツや著作権侵害行為に対し加害者を検挙することが出来ますが、裁判の際には被害者からの意見や意向が求められるため万全とは言えない状態となっています。しかし一方では著作権者がコンテンツ普及の為に黙認したいケースであっても第三者の告発で訴訟が起こってしまうリスクもあり容易に非親告罪化すべきではないという声も上がっています。

 

こうした動きとして2013年には二次創作を著作権者が認める同人マークが公開されるといったことも起こっており今後も慎重に調整することが求められています。

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