著作権侵害の損害賠償

著作権侵害の損害賠償

著作権侵害の損害賠償について

音楽やアニメ、映画の動画の違法アップロードなど著作権の侵害はインターネットの普及で身近な問題になり、また気軽に視聴や公開が出来るシステムのため被害額も莫大なものとなっています。

 

以前は莫大な損害賠償額となるのは、高額な商業用ソフトウェアの海賊版販売などが多くを占めましたが、最近ではインターネットへの違法アップロードなどでも世界中に配信されるため動画当たりの値段は少額でも損害賠償額は莫大なものとなります。

 

この多額の著作権侵害の損害賠償額というものはどうやって算定されるのでしょうか。

 

損害賠償額の決め方

損害賠償は、一般的にその著作物の「単体での販売金額xライセンス料率x数量」で求められます。

 

販売金額と数量は説明不要ですがこのライセンス料率とは一体なにを指しているのでしょうか。多くの著作物の場合、著作権者が一人で製造販売まで行うのではありません。CDであれば演奏者やレコード会社、アニメであれば製作スタッフや製作会社など多くの人員が関わっています。この著作権者が本来得られる金額の割合がライセンス料率となります。

 

例えば動画サイトであれば正規の動画運営サイトで視聴できる視聴価格には動画運営サイトに支払われる報酬と著作権を持つ製作会社へ支払われる報酬が含まれています。この著作権を持つ製作会社へ本来支払われる報酬が「単体での販売金額xライセンス料率」となります。

 

違法動画が再生されると本来再生される可能性のあった正規動画サイトの収益がその分減ることとなります。その再生数に応じた被害総額が損害賠償額として、著作権侵害の加害者に請求されます。

 

不当利得返還請求

同じく失った財産を取り戻す方法として、不当利得返還請求というものがあります。こちらは著作権侵害を行って不正に得た利益を返還してくださいという請求です。上記の例であれば、違法動画をアップロードしたサイトから報酬を得ていた時にその報酬額を返還するように求める訴訟となります。不当利得よりも損害賠償の方が金額が大きく同時に請求することは出来ないため、殆どのケースが損害賠償として訴訟を起こすこととなります。

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